Unityと数学と音楽の学習帳

Unityと数学、音楽の同時学習を目的としたブログ(個人的メモ帳:勉強中なので正確性はない)

VOPM追加資料

自分用の忘備録です。

キャリアとモジュレーターのレシオ関係

carrier:modulator
1:1 ノコギリ波 金管楽器、弦楽器、ブラス、ストリングス、ピアノ
1:2 矩形波(近似三角波 クラリネット木管楽器、ハープ
1:3 パルス波 ピッキング、弦楽器、オーボエ、ダブルリード、木管楽器
1:4 矩形波 矩形波と同上)
1:5 基音から離れた位置に倍音のペアが出現 マリンバヴィブラフォン、チューンドパッカーション
1:6以上 (同上) 金属質が出てくる。FM音源特有の音がプラス

直列で複数並べた場合、キャリアに近い方からモジュレーターが順番に処理されていく。
キャリアに対してY字でモジュレータが複数接続されていた場合、モジュレーターの効果は加算合成される。

ADSR

キャリア―に対して利用する場合 AEG(Amplifier Envelope Generator)となる その音色の音のカタチそのものとなる

モジュレーターに対して利用する場合はあくまでモジュレーションのレベルを制御する。これは倍音操作が含まれているので単純なPEG(Pitch Envelope Generator)とは異なる

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VOPM資料

VOPMのMULはMIDIのキーコードの周波数に対して以下で働く

キーコード周波数倍率 キーコード例C3 周波数例
MUL=15 ×30 b7 3924.45
MUL=14 ×28 a7+ 3662.82
MUL=13 ×26 g+7 3401.19
MUL=12 ×24 g7 3139.56
MUL=11 ×22 f7 2877.93
MUL=10 ×20 e7 2616.3
MUL=09 ×18 d7 2354.67
MUL=08 ×16 c7 2093.04
MUL=07 ×14 a+6 1831.41
MUL=06 ×12 g6 1569.78
MUL=05 ×10 e6 1308.15
MUL=04 ×8 c6 1046.52
MUL=03 ×6 g5 784.89
MUL=02 ×4 c5 523.26
MUL=01 ×2 c4 261.63
MUL=00 ×1 c3 130.815
  • キャリアに対してMUL(レシオ)は単純に基底周波数のオクターブを決定する
  • 通常、キャリアにモジュレーションすると音域の上側の周波数に倍音が生まれる
  • モジュレーションはキャリアの周波数(Hz)を基底とした倍音の間隔幅の倍率と0Hzを軸とした反転倍音の位置を決定する
  • キャリアのノート位置が基音になるとは限らない。生まれる倍音で一番音量の高い周波数が基音と考えた方が自然な時もある(音量が低い場合は聴こえない事もある)
  • キャリアの数字が一定を超えるとモジュレーションにより上下の音域に倍音が生まれる(同じFM音源でも機種ごとに違う)